4)楽譜とTAB譜の違い

ソロギター(フィンガースタイルorピッキング

に何かしらの理由で興味を持って、

ともかく始めてみよう!

 

で、さっそくその本なりネットから

楽譜・TAB譜を手に入れた、

そしてワクワクしながら開いてみる。

 

どれどれ、どこに指を置くのかな?

となんとなく弦をはじいてみる

そんなことをしたくなります。

 

しかし

 

弾くということについては

まず基本になることを理解してから

弾きはじめた方が上達は早い。

 

実際に弾くための基本については

続く章で書いていきますので

今日は実際に弾く前に、

楽譜とTAB譜について理解しておくと

後々の上達にきっとプラスになる。

 

楽譜とTAB譜は見た感じとても似てます。

 

先日書いた所で紹介した「ふるさと」のものを

参考に書いてみます。

ちなみに楽譜は「ダウンロード版」を無料でもらえますので

下の楽譜が見にくい方はこちらからGetしてみてください。

ソロギタータブ譜】 「ふるさと(Key in G)」 岡野貞一をダウンロード / DLmarket

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動画はこちら


【ソロギター】 「ふるさと(Key in G)」 【無料】【タブ譜あり】

 

ちなみに、上に添付してある図の

上の段が「楽譜」で下の段が「TAB譜」です。

 

楽譜はご存知の通り五線譜に音符や記号でメロディーが

作られているものですが

TAB譜はよく見てもらうとわかるように六線譜になってます。

 

ギターを構えた状態(右利きの人が)でギターを寝かせ

上からみた状態を再現していて、

一番上の線が1弦を2番目が2弦をというように1から6弦を

あらわしています。

 

次に、数字が書かれていますが、それぞれの弦の

どのフレット位置を押さえるかを示しています。

 

ちなみに上記の「ふるさと」のTAB譜の最初をみると

2弦のことろに「3」、3弦の所に「2」、4弦の所に「0」

と書いてあります。

 

これは2弦の3フレット、3弦の2フレット、4弦の開放弦を

同時に弾くことを示しています。

 

予断ですが、実際は表記してはないのですが、

演奏者はここを4弦から2弦に向かって

クイック・アルペジオで弾いています。

 

クイック・アルペジオで弾くなら

TAB譜のつ数字の並んでいる横に

波線f:id:usausacafe:20180902150127j:plainをつけて表記します。

 

書いていないと3つの音を同時に鳴らす

弾き方になるわけです。

 

このように、TAB譜からは

どの弦のどのフレットを押さえるかで

楽譜に示されている音が出るのかがわかる。

 

楽譜(おたまじゃくし)を読めなくてもTAB譜を頼りに

弾くことができるようになっています。

 

しかし、じっくり見てもらうと解るとおり

TAB譜にはそれぞれの音の長さが示されていません。

 

TAB譜だけで弾くと音はぶつ切りになります

そこで、楽譜のから音の長さを知る必要がある。

 

主旋律の音の長さもさることながら、ベースになる音が

どこまで伸ばされているかも大事です。

 

例えば、イントロが終わり曲がはじまる楽譜の2段目、

TAB譜と楽譜を併用してみてみると

1小節目、主旋律は3弦の解放を3回、「四分音符」で

2小節目、主旋律は3弦2フレットを「付点四分音符」で

3弦開放を「八分音符」で

3弦2フレットを「四分音符」の長さで

弾くと言うのがわかります。

 

リズムで言うとタン・タン・タン・ターン・タ・タン

「うさぎおいし」のところです。

 

2小節目の「おーいし」「ターン・タ・タン」

のベース音は4弦「0」と書いてありますから

4弦の開放をベース音として弾けということ。

 

その開放弦の音は「付点二分音符」

つまり2小節目の最後までベースの音を残す

ということになります。

 

この時は開放弦がベース音ですが

もちろん押弦で(どこかのフレットを押さえている状態)

ベースの音を出すこともあります。

そのときはベースの音の長さ分押さえた指は

「離さない」という弾き方になるわけです。

 

このように、TAB譜だけではわからないことを

楽譜を見ることで解ることがたくさんあります。

 

おたまじゃくしが読めなくても

音符の長さはリズムの一環として

理解できるようにしておきましょう。