10)ギター本体の話-2(豆知識)
ソロギター用としてのアコギ豆知識
ソロギターはご存知のように
主旋律と伴奏を一人でこなす演奏方法です。
叩き系のパフォーマンスを楽しんだり
オープンチューニングで和音の美しさを
楽しむことを主眼に置いた曲もあるのですが
歌物のように主旋律がはっきりしていて
それに合わせる伴奏が付くというのが
一般的なソロギの認識かなと思います。
ここで大事なのが主旋律がメインであり
伴奏は主旋律をサポートする役割であること。
そしてソロギターは指板全体で繊細な指の
動きを求められる演奏方法であることです。
ローポジションでサスティーンや倍音が付く
というのは大体どんなギターでもそのように
なっていると思います
が
ハイポジションでの例えば14Fあたりで
音がスポイルされることなく十二分に
伸びやかに歌ってくれかというと
全てのギターがその様にはなっていません。
そして、押弦に対してローポジションでも
ハイポジションでも差異の少ないセッティングが
されていること。
安価で初心者用と銘打たれているギターは
上の段のようにローよりハイの方が弦高が
高くなっているのがわかると思います。
当然、ハイポジションでは押弦に力が
必要になってくるわけです。
下段の図のように弦の高さに差異が少ないほど
どの場所でも弾きやすいというのはお分かり
頂けるかとおもいます。
(これをネックの仕込み角度と言います)
さて、ではその豆知識を生かして
具体的にどのギターをソロギ用として選んだらいいのか
気になされる方が多いかと思いますので
次回そのあたりを書いてみたいと思います。