マニアックシリーズ5(発音の肝 右手にもう悩まない)

ソロギ好きのみなさん こんにちは、おやじです。 このブログにも何度も書いている 音の肝 右手のピッキングについてです。 オフ会などで、ソロギを始めて間もない人に 右手の事を聞かれたら? 分かりやすく誰でもがマスターできるように アドバイスができるのか?と思い 自分のことを思い返しておりました。 自分自身が右手の構え方から指の使い方を あれこれ悩んで行きついたのは どれだけシンプルに人間の手の構造上 無理のない動きで弾くかでした。 ソロギ上級者さんやクラギ弾きさんは 当たり前のことと知っていると思います。 人の指は手のひらに向かってしか動かない訳で 手の甲側や、ましてや左右に折れ曲がることはない。 で、右手は肘をギターのサイド上に乗せて構えたら 人差し指から小指までは弦に対して斜めになり、 親指は弦と並行近くになる。 これで正解なのに、どうして初心者の人は この形で弦をはじくのが難しいのかというと、 人は普段手で物をつかむときに 指先に力をいれる動作が普通だかだと思う訳です。 だから初心者の人は指先で弦を捕まえに行く つまり引っ張り上げに行く結果になる。 で、どうしたらいいかと言うと 要は、右手を動かす軸になるのが下の図の第三関節になるということ。 teyubinoitami_001.png 指先の第二関節や第一関節で弾くのではなく第三関節で そして、指先は肉の部分に弦が当たっているなと感じながら 一部分、爪も触れてる感じをつかむことかなと。 その状態では実際、第一関節も、第二関節も曲がってるんですが 動かす(弾く)支点は上記の通り第三関節です。 DSC09314.JPG ------------------------------------------------------------- 図は手のひらを上げているので親指が立っているけれど 実際に弾く時は手のひらが弦の上にかぶさるので 親指が必然的に6弦と並行に近い形になる。 上の図解はクラシックギターでの構え(ネックが立った) (左足に乗せて弾くかたち)の時のことなので 鉄弦の場合はクラギの構えと比べてネックが寝た構えに なるため親指が弦に対して結構、平行になることを感じられる。 -------------------------------------------------------------- それを意識しながら弦に対して人差し指~薬指を それぞれ3弦2弦1弦に乗せた状態から斜めに指先を滑らせて 手のひらに指先が付く感じにグーパーしてみると 一番ピッキングの基礎の形を感覚で知ることができる そう思う訳です。 基本の形を覚えたら弦を少しだけ(指板に向かって) 押すような感覚を指先に感じてから肉→爪と滑らせて発音すると 強くも弱くも弾き分けられるのが体感できると思います。 以前も書いたのですが、指弾きでのこれぞの教本は スコット・テナントの「パンピング・ナイロン」だと思います。 (おやじの個人的な意見ですが(^-^; ) 内容の多くは練習用のTAB譜(楽譜)なのだけれど 書かれている解説は、まさにこれだ!と思う内容 右手、左手のことは言うに及ばず人それぞの爪の形別に 爪の削り方まで詳しく書いてある。 この本での練習を面倒くさがらずに 半年、1年とみっちりやれば、 早いうちに初心者を脱することができる。 そんな風に思うのはおやじだけでは無いと思うのです^^ スコット・テント「パンピング・ナイロン」 上記はアマゾンでのリンク 楽天派の人はご自身で検索してみてくださいね。 おやじはアマゾンばかりなもので(^-^; DSC09312.JPG