5)構え方
ギターをどの様に構えるか
いろんな所で「それは自由です」
と書かれていることが多い。
クラシックギターの場合は左足を足台の
上においてギター本体も左足に乗せる
と決まっている。
構えやすいように自由にして良い
ことにはなっていない。
しかし、アコースティックギターの場合は
あくまで自由なのだ。
それは、演奏形態が多岐にわたる一方
ギターサイズも様々だからだろう。
ストーロークで歌モノの伴奏で弾いたり
立ってギターを弾いたり、
はたまた指弾きがあったり
ミニギターからドレッドノートまで
大きさもまちまちである。
しかし、ここではソロギターに特化して
記事を書いているので、あえて構え方の
基本を持つのが良いと「独断」で書いてみる。
ソロギを弾く場合、ほぼ座って弾くになろう。
座って弾くことを前提に、
まず椅子に座る
そして右足を足台に置く
右足の上にギターを置く
を基本とする。
これが体に一番負担が少ない構え方だろう。
演奏上、ハイポジションに左手が
移行しても無理のないように
ローコードを押さえた時に左肘を
わき腹につけた状態で自然に
手を伸ばした位置にネックの部分が
くるように構える。
この時ギター本体は体と平行ではなく
ギターのヘッド側が少し前にでる形になる。
この構えを基本にしていると
自宅以外で弾く時にも演奏時の負担が少なく
普段どおりの演奏が出来やすいと感じる。
あくまで、私が10年間でいろんな構え方を試してみて
椅子に座って足台を使うというのがベストに感じたので
あえての基本と書いた。
たとえば足を組んで弾いたらダメなのか
右足を上に いや左足を上に、いやあぐらをかいて
もちろん自由なのだ。
ただ、足を組むというのは体、
特に腰に負担がかかる。
無理な姿勢は腰痛の要因にもなりうる
アコギ再開組みの方はそれなりの年齢であろう
できるだけ楽に構えるが吉。
基本がわかった上で自分の好きな構えに
変えるというのは自由だ。