10)ギター本体の話-3(ギター選び)

アコギ再開でソロギターを弾いてみよう

そしてギターを買うなら

どんなのがいいのかしら?と

 

ここに書いているのはあくまで

個人的な考えです。

 

これが正しいのだ!

と言う事ではありませんので

その点ご了承ください。

 

ここに書かれていることは

ある意味劇薬かもしれません。

 

多分ネット上でもこんな方法で

ギターを選ぼうなんて乱暴なこと

書いている所はきっと無いでしょう(^-^;

 

ただ、今までの経験の中で

 感じてきたことを元に書いておきます。

 

私ごとですが、一番最初に購入したのは

ヘッドウェイのHCF900という中国製

(今は廃盤になっています)

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アウトレットということで4万数千円だったかと

三木楽器アメリカ村店で購入

2008年の12月のことです。

 

この時、弦がビビるぎりぎりまで

弦の高さを下げてもらいました。

 

このギターは今でも使っていて

誰が弾いても弾きやすいと言われます。

 

ポイントは

 

〇 購入価格について

 

1)初めてだからそんなに高いものは

考えていない

 

それとも

 

2)値段は問わないのでおススメのものを

 

1)の人は上限5万円くらい

 

2)の人は上限300万円くらい

 

  を考えてもらうと良いかもしれません。

 

価値観は人それぞれですし、バイオリンに比べると

300万円は安価と言える?のかもしれませんが^^

 

最初に5万円のギターから始めた人も

ソロギターを続けてある程度弾けるようになると

違うものが欲しくなることでしょう。

 

最初は思い通りには弾けないわけですから

練習をするのに個人的には音を追求したり

ブランドを追求したりと言うよりも

楽に弾けるギターが良いのではないか

と思うのです。

 

値段を問わないというのであれば

弾きやすくて好みの音のギターは手に入り易い。

 

でも、最初から高額なギターを買う選択肢を

持つ人は少数派?でしょうから

5万円の線で書いてみます。

 

まず、5万円を握って楽器店に行ってください。

5万円 大金ですよね

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そして店員さんを捕まえて、

ソロギターというスタイルの

演奏をしたいと思うのだけれど

おススメのギターはありますか?と

そしてメーカーや生産国は

問いませんと言ってみましょう。

 

予算を聞かれますので5万円以内で

提案して欲しいと。

 

何本か見繕って

提示してくれるでしょうから

それらのギターを店員さんに

弾いてもらいましょう。

 

あなたは店員さんの前で

そのギターを眺めながら

音を聞いてみてください。

 

その中で、形でも色でも音でも

あなたが気に入ったものを選びます。

 

そしてここからがポイントです。

店員さんに次のことをお願いします。

 

弦の高さをできる限り低くしてください

どのくらいまで?と聞かれたら

できる限りですと。

 

基本、楽器店に飾っているものは

購入者がどんな風に使うかわかりません。

 

また、ギターの管理が十分な場所で

されるかわからないのでギターが環境で

幾分変化しても良いように弦高は高めに

セットしてあるからです。

 

そして次に

ナット部分を替えて欲しい

 

多分、そうすると別料金が掛かりますと

言われるかもしれませんので

何とかそれも込で5万円でと

お願いしてみましょう。

 

本体が安ければ別料金が掛かっても

5万円でおつりがくるかもしれません。

 

ナットとは写真の白い部分です

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この白い部分の巾が43㎜~44㎜が

ソロギターに適していると一般的に言われています。

 

ソロギターに特化していないけれど

ソロギにも使えると言われるギターの

ナット巾は43㎜のものが多いかと思います。

 

同じ43㎜でも溝(白い所に弦が乗っている部分)

の切り方で弦と弦の間が狭い物ものもあります。

 

ソロギターは指弾きですのである程度広さが

あった方が弾きやすいわけです。

 

写真の一番右の弦(1弦)から指板(木の部分)の

右端まで少し余裕がありますよね。

 

実際はもう少し右側に寄せて

弦と弦の巾を広げることができます。

 

楽器店の店員さんはあまり右に寄せると

「弦落ち」しますよと言うかもしれません。

 

弦落ちとは演奏している時に弦が指板から

外れてしまうことを言います。

 

ですので、弦落ちしない限界まで広げて欲しいと。

 

これで、あなたはソロギターを始めるのに

過不足ない調整されたギターを手にすることが

できたと言う訳です。

 

楽器店で販売されているギターはソロギター用に

セッティングされているものは基本ありません

 

ソロギターとはある意味特殊な位置づけですので

それ用に調整することが弾きやすくするための

ポイントになります。

 

後は、カポタストとチューナーは購入してください。

 

最初のうち指先が痛くなるでしょうから

少しでも楽に弾く為にカポタストを1フレットか

2フレットに付けてみると押さえるのが少し

楽になると思います。(理屈はさて置き)

 

あるいは、レギュラーチューニング

E-A-D-G-B-Eから「半音下げ」て

チューニングしてみましょう。

 

半音下げるのにチューナーが活躍します。

オープンチューニングの時は

この限りではありません。

 

教本にはレギュラーチューニングで

カポを付けない指定になっていても

弾きやすさ優先でも良いと思います。

 

半音下げ2カポなんかで弾くと

それはかなり押さえ易いかと。

 

ソロギターは最初のうち

右手にできるだけ力を注ぎたい。

 

左手はできる限り負担を減らす方が

私的には良いのではないかと思うのです。

 

教本の指示通りに弾くことも

大事かもしれませんが

楽に弾いて早く上達する方が良い

と個人的には思うのです。

 

だって趣味で弾くわけですからね^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10)ギター本体の話-2(豆知識)

ソロギター用としてのアコギ豆知識

 

ソロギターはご存知のように

主旋律と伴奏を一人でこなす演奏方法です。

 

叩き系のパフォーマンスを楽しんだり

オープンチューニングで和音の美しさを

楽しむことを主眼に置いた曲もあるのですが

歌物のように主旋律がはっきりしていて

それに合わせる伴奏が付くというのが

一般的なソロギの認識かなと思います。

 

ここで大事なのが主旋律がメインであり

伴奏は主旋律をサポートする役割であること。

 

そしてソロギターは指板全体で繊細な指の

動きを求められる演奏方法であることです。

 

ローポジションでサスティーンや倍音が付く

というのは大体どんなギターでもそのように

なっていると思います

ハイポジションでの例えば14Fあたりで

音がスポイルされることなく十二分に

伸びやかに歌ってくれかというと

全てのギターがその様にはなっていません。

 

そして、押弦に対してローポジションでも

ハイポジションでも差異の少ないセッティングが

されていること。

 

安価で初心者用と銘打たれているギターは

上の段のようにローよりハイの方が弦高が

高くなっているのがわかると思います。

 

当然、ハイポジションでは押弦に力が

必要になってくるわけです。

 

下段の図のように弦の高さに差異が少ないほど

どの場所でも弾きやすいというのはお分かり

頂けるかとおもいます。

(これをネックの仕込み角度と言います)

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さて、ではその豆知識を生かして

具体的にどのギターをソロギ用として選んだらいいのか

気になされる方が多いかと思いますので

次回そのあたりを書いてみたいと思います。

10)ギター本体の話-1

いよいよ最終章になります。

 

ギター本体の話

 

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ソロギターを楽しむにはギター本体が

不可欠なのは言うまでもありませんよね。

 

最初に手にするギターはどんなものであれ

ソロギターの知見を広めていくと

手にしているギターでは満足できなくなる

という方が多いようには感じます。

 

最初に書いておきますが

どのギターが素晴らしくてどのギターが

そうではないということはありません。

 

本人がそのギターが好きかどうか

その音に満足しているかどうかです。

 

ただ,1万円程度で販売されている

初心者用と銘打ったギターと

数十万するソロギに特化したギター

とではその差は明らかにあります。

 

では、なぜ知見が広がると

手持ちのギターに満足できなくなるか?

そのことについて私の個人的な考えですが

書いてみたいと思います。

 

〇 練習をしていく過程でいろいろな人の演奏する

  音源を聞いたり動画を見ることで沢山のギターの

  音に触れることになる。

 

いろんなギターの音に触れることで

段々とギターの音色の違いがわかってくる。

 

人にはそれぞれ好みの音があって

その好みの音に出会うことで

その音を奏でるギターが欲しくなる。

 

または、プロの人の演奏を聞いて

感動したり感銘を受けたりして

アーティストさんにあこがれを持つことで

その人が使っているギターが素晴らしいと感じて

同じものが欲しくなる。

と言ったことがあるのではないでしょうか。

 

何か気になるギターが出てくると

ついついそのギターのことを調べたりして

益々欲しくなってくると後戻りできません^^

 

しかし、ソロギ(フィンガースタイル)に向く

ギターの知識が始めたばかりの時は

十分と言う訳ではないでしょう。

 

次章では知っておきたい豆知識として

知っておいて損はない?ことを

いくつか書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9)リズムの重要性(メトロノームの活用)

基礎練習も進み右手の使い方も

左手の指使いもかなり出来るように

なってきたら、いよいよ曲の練習も

熱が入ってくる頃かと思います。

 

最初の頃はゆっくりしか弾けない

でも練習が進むと原曲に合わせて

弾きたくなるでしょ

 

そうすると弾くことばかりに意識が行って

せっかく基礎練習で右手を鍛えているのに

右手のピッキングがおろそかになる。

 

是非、暗譜が済んでも「ゆっくり弾く」

ことを大事にされることが吉かと。

 

「自分の指が奏でるひとつずつの音を

耳で確かめながら弾いてます」

ギタ友のIちゃんは言います。

最初の頃はピッキングが落ち着かずに

1弦の音 薬指の音が気になっていました。

 

今ではそれこそCDの音源かと思うくらい

美しい音で演奏されています。

 

 

結局最初にきちんと練習したことが

すべてを決めていくのだと思います。

 

 

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原曲のスピードで弾くよりも

ゆっくり弾くことの方が本当は難しいです。

 

ゆっくり弾くと言っても

どのくらいゆっくりか?

 

それは、メトロノームでスピードを

決めないと基準がありません。

 

メトロノームはデジタルでもアナログでも

好みに合わせて選べばいいかと思います。

最近はスマホのアプリもある?

 

私は昭和生まれのじじいですから

メトロノームと言えばアナログ式が

しっくりくるんですよね。

 

だから上記のウイットナーの

アナログ式メトロノームを使ってます。

 

 

 

 

 

 

 

8)ソロギター上達の早道-2

さて、上達の早道ですが

左手と右手の使い方を

しっかりマスターしてしまうこと。

 

その為の基礎練習に飽きてしまわないかどうか

だと今は思っております。

 

私はソロギを弾き始めて3,4年経った頃

プロギタリストの川畑トモアキ氏に師事して

弾きたかった曲のレッスンを受けました。

 

その頃にはまがりなりにも

それっぽく弾ける曲が何曲かありました。

 

 

しかしレッスンが始まって何度も言われたのが

「右手の使い方がきちんとできないと弾けない」

と言う事でした。

 

トレモロにしろ高速のアルペジオにしても

適当に弾いてはダメで、ひとつづつの音を

しっかりピッキングできないといけないと。

 

結局、また一から右手の基礎練習を

やり直すことになりました。

 

しかし、一度クセの付いた弾き方を

正しい形にするのに長い間時間がかかり

随分遠回りすることになったのです。

 

最初、ソロギを弾き始めた時に、

しっかり基本を知り練習しておけばと

悔いてもあとの祭り(^-^;

 

基本の練習は退屈で面白みがない

ずっと基礎練習ばかりを

するわけではないのですが

弾きたい曲を練習する前の

最初の5分10分を基礎練習に充てる

それを飽きずにする

簡単そうで簡単ではないんですよね。

 

人って楽しくないことをやることに

抵抗を感じるものだからかもしれません。

 

でも、上達の早道は最初からきちんと

基礎を身につけてしまうことが

一番の早道であるように思うのです。

 

ソロギとクラシックギターは違いますが

クラギを弾く人の中には一日中基礎練習をする

という方もおられるとか。

 

私の学生時代のアコギバンドの相方は

(一時期プロのギタリストを目指していた)

メトロノームを使って弾くスケール練習を

ひなが一日やっていたと言っていました。

 

私にはとてもできないけれど(^-^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8)ソロギター上達の早道-1(練習し始めてみて・・)

ソロギターを始めたら

やはり早く曲が弾けるようになりたい!

と思うのは至極当然なことだと思います。

 

(アラフィフおやじ屋外でソロギを弾く^^)

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いやぁ、私ソロギターというのを始めたんだけど

いろんなギターを買ってその音を楽しみながら

ソロギをボチボチ楽しみたいんです。

 

という方もおられる?かも?(^O^)

 

それは・・・ないですよね^^

 

 

ネットで見かけることのある

「ソロギは簡単」と言う言葉

 

キャッチコピーとして

始めたばかりの人には魅力的な言葉

しかし

あなたが弾きたい曲は決して簡単ではない!

かも!?

 

ただし、学生時代にアルペジオ

3フィンガーも得意としていて

すでに左手の使い方も右手の使い方も

それなりの経験がある人なら

数十年ぶりにギターを再開しても

1か月くらいで1曲弾けるようになる?

かもしれません。

 

ソロギを始める人のレベルは千差万別です

私のように学生時代にギターは弾いたことがある

それはローコードストロークの歌物伴奏として

弾いていたレベルでアルペジオは不得手

そんな人がギターを再開してソロギを

弾けるようになるまでには

1週間とかではまず難しい

曲の難易度にもよりますが1か月でも・・

 

ここでいう「上達の早道」とは

 

ソロギターを弾けるようになりたい

という思いの「熱量」に比例するのだと。

 

なんとなくソロギを弾けるようになりたい

絶対あの曲を弾けるようになりたい

では弾けるようになるまでの時間に

大きな差があると思うのです。

 

でも、何となく弾けるようになりたい

と当初思っていて始めてみると

出来ることが増えて行き

それが楽しくて益々練習に励めば

当然上達スピードも上がるでしょう。

 

それって、何をするにも

同じかもしれませんよね

 

さて、あなたは何となくソロギを弾きたい?

それともあの曲をどうしても弾きたい?

どちらのタイプでしょうか?

 

 

 

 

 

 

7)左手のメソッド その5

TAB譜からの運指の決め方を先回書きました。

 

usausacafe.hatenadiary.jp

 

ここでは

レギュラーチューニングの曲の場合は

コードに沿って押さえる運指になっていることが

結構あるからです。

と書いておきながら、そこから進展させていない

これでは尻切れトンボですね。

 

じつは、ギタ友さんとの会話でそりゃそうだ

ということがありましたので追記の形で

書いておきたいと思います。

 

あくまで、参考程度に

 

基本、TAB譜に書かれている所を何指で押さえるか

それはギターコードを押さえる指を参考にするです。

 

例えばローコードのCを押さえる場合

こんなスタイルになりますよね

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この時6弦は薬指で押さえています。

TAB譜で最初指定された場所が5弦か6弦なら

まず薬指を置いてみる。

ただし、次以降に押さえる所が薬指で押さえた

フレット位置よりも上にある時です。

 

Cコードで押さえている6弦の位置は3Fですので

以降の押さえる位置が2Fか1Fの位置ならば

と言う事。

 

6弦の4Fでも5F・・でも同じことです。

 

薬指を支点にすると1~5弦の1,2Fのどの位置でも

人差し指、中指で押さえられるからです。

 

では、6弦3F以降の押さえる場所が

たとえば1弦の4Fや5Fと言う様に

ハイポジョンになる場合はどうでしょう。

 

6弦を人差し指でおさえてみるです。

(写真は6弦2Fを押さえてますが^^)

写真を参考にするなら

次の押さえる位置が1~3弦の2,3,4F

どこでも押さえられることになります。

 

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あくまで参考です

6弦を中指で押さえてはいけないのか

小指ならどうかということもあるでしょう。

 

あくまで、です。

 

何かベースになるものがあれば

それを基準に発展させることはできるけれど

まるっきり何も指針がないというのは不安

でもあるかと思うのです。

 

参考ですが、先般紹介した「ふるさと」

かの動画はGのキーで弾かれていました。

 

個人的にオーソドックスなCのキーが

ベースになる演奏が好みでして

Cのコード進行で伴奏を適当につけてみました

その動画がこちらです。

 

ちょっとアングルが悪かったですが

コード進行をアルペジオで弾きながら

主旋律を挟んでいるだけです。

 

とても簡単なコード進行ですので

試しにコードをもとにストロークででも

弾いてみて下さい。

 

あ、確かにコード譜がベースになっているな

と理解してもらえるかもしれません。

 

コード進行は以下の通りです。

伴奏 C-Am-Dm-C 

C-G-C-G-Dm-C-G-C-G-C-Dm-C-C-Am-Dm-C