7)左手のメソッド その5

TAB譜からの運指の決め方を先回書きました。

 

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ここでは

レギュラーチューニングの曲の場合は

コードに沿って押さえる運指になっていることが

結構あるからです。

と書いておきながら、そこから進展させていない

これでは尻切れトンボですね。

 

じつは、ギタ友さんとの会話でそりゃそうだ

ということがありましたので追記の形で

書いておきたいと思います。

 

あくまで、参考程度に

 

基本、TAB譜に書かれている所を何指で押さえるか

それはギターコードを押さえる指を参考にするです。

 

例えばローコードのCを押さえる場合

こんなスタイルになりますよね

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この時6弦は薬指で押さえています。

TAB譜で最初指定された場所が5弦か6弦なら

まず薬指を置いてみる。

ただし、次以降に押さえる所が薬指で押さえた

フレット位置よりも上にある時です。

 

Cコードで押さえている6弦の位置は3Fですので

以降の押さえる位置が2Fか1Fの位置ならば

と言う事。

 

6弦の4Fでも5F・・でも同じことです。

 

薬指を支点にすると1~5弦の1,2Fのどの位置でも

人差し指、中指で押さえられるからです。

 

では、6弦3F以降の押さえる場所が

たとえば1弦の4Fや5Fと言う様に

ハイポジョンになる場合はどうでしょう。

 

6弦を人差し指でおさえてみるです。

(写真は6弦2Fを押さえてますが^^)

写真を参考にするなら

次の押さえる位置が1~3弦の2,3,4F

どこでも押さえられることになります。

 

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あくまで参考です

6弦を中指で押さえてはいけないのか

小指ならどうかということもあるでしょう。

 

あくまで、です。

 

何かベースになるものがあれば

それを基準に発展させることはできるけれど

まるっきり何も指針がないというのは不安

でもあるかと思うのです。

 

参考ですが、先般紹介した「ふるさと」

かの動画はGのキーで弾かれていました。

 

個人的にオーソドックスなCのキーが

ベースになる演奏が好みでして

Cのコード進行で伴奏を適当につけてみました

その動画がこちらです。

 

ちょっとアングルが悪かったですが

コード進行をアルペジオで弾きながら

主旋律を挟んでいるだけです。

 

とても簡単なコード進行ですので

試しにコードをもとにストロークででも

弾いてみて下さい。

 

あ、確かにコード譜がベースになっているな

と理解してもらえるかもしれません。

 

コード進行は以下の通りです。

伴奏 C-Am-Dm-C 

C-G-C-G-Dm-C-G-C-G-C-Dm-C-C-Am-Dm-C

 

閑話です(閑話休題でありません)

今回は、無駄話です

それも文章ばかり(笑

 

たまにはこんな話が挟まることも^^

 

先日、オフラインミーティング

(一般的にはオフ会・オフミと呼ばれている)

がありました。

 

ソロギターというニッチな趣味ですが

結構楽しまれている方がおられて

実際に集まってギター演奏や

ギター談義に花が咲くわけです。

 

このような会が全国でどれくらいあるかは

わかりませんが、結構、関西方面が多いとか。

 

ともあれ、みなさんキャリアのある方なので

色々な意見や考え方を共有できるのも良い所です。

 

初心者の方は一人で悶々と悩み

それがなかなか解決できずにいる

なんてことがあるかもしれません。

 

しかし、オフ会に参加することで

簡単に解決できたりもしますので

悶々とされている方は参加してみるのも

いいかもしれません。

 

ちなみに、今回のオフ会でTAB譜から

左手の運指を決める方法(悩んでましたが)

そりゃそうだ!という考え方を頂きました。

 

次回には左手のメソッドに書き加えますので

また、ご覧くだされば幸いです。

 

 

それから、続けて無駄話ですが

先日、学生の時の音楽仲間とウダウダと

話す機会がありました。

 

メンバーのM君はアコギバンドの相方で

学生時代からプロからギターレッスンを受け

将来本格的にギターをやろうとした人です。

 

私のようにローコードしか弾かないアマと違ったのですが

彼と会うとかならずメトロノームを使ったスケール練習の

大事さを話してくれます。

 

その彼も話していましたが、

若い頃に身につけたことは自転車に乗るのと同じで

年齢を重ねても忘れることがないと。

絶対音感なんかもそうなんでしょうね。

 

ソロギターを再開組で始めようと思われたら

それこそできるだけ早い時期から

スタートされるのが上達の近道かもしれません。

 

そうはいっても、再開の年齢は40代以降

からになるのでしょうか?

20代30代は仕事に精一杯でしょからね。

 

でも、年齢を重ねてからソロギターを始めても

大丈夫です、それなりに楽しめるようにはなります。

 

私がソロギターを始めたのが40代後半でしたが

なんとか楽しめてるので^^

 

と、まあここまで無駄話にお付き合い頂いた方

誠に感謝の念に堪えません。

 

え?本題を早く書け!ですか?

(^-^;

 

次回はちゃんと左手のメソッド書きますよ!

ええ、閑話休題です

読まれたら、お~そりゃそうだと

きっと納得してもらることでしょう!

 

では、みんさんごきげんよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7)左手のメソッド その4

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実際にソロギターのなにがしかの曲に

チャレンジするぞ~と

TAB譜を片手に押さえる場所を探し探し

繰り返し弾いて何とか1小節目の運指を覚えた。

でもなかなかうまく弾けない

 

こんな状態で1曲弾けるようになるまでに

どれくらいかかるのだろう?と

果てしない道のりを思い、げっそりする

なんてこともあるかもしれません。

 

TAB譜にならぶ数字から押さえる場所が

分かってもどう押さえればいいのか?

後先を考えて指を決めると言われても・・

初心者には難しい

 

まさに、お気持ちお察しします。

 

しかし、何とか運指を決めねば

ソロギにはならないわけで

自分の経験からいくつかのポイントを

書いてみます。

 

1)まず、この指で押さえると決めたら

 押さえた指を離さずに次の場所を押さえてみる

 次の指が置けないなら最初の押さえる指を替える。

 

前にも書きましたがレギュラーチューニングの曲の場合は

コードに沿って押さえる運指になっていることが

結構あるからです。

 

2)運指を進める時に出来るだけ全ての指を指板から

離してしまわず何かしらの指が残っていた方が

運指が楽なことが多い。

 

3)ローポジションからハイポジション側に

 (その逆の時もですが)

 指を移動させる時にはガイドの指を作る

 

 完全に指を指板から離してしまって(空中戦)

 次の場所に指を移動させると押弦ミスが出やすいため。

 

これを書きながら、ソロギターのしらべを開き

新しい曲のTAB譜を見て運指を決めてみました。

 

本には難易度A(簡単)と書いてありますが

実際に弾いてみると薬指、小指と動かさないと

行けない場所もあるので難易度Aだから簡単

と思わずにいた方が初心者の人は

良いかもしれません。

 

ただ、同じ音が続いている時でも

場合によっては指を置き換える方が

弾きやすくもなります。

 

運指を決めるのはやはり慣れが

必要になってくるのかもしれません。

 

PS

 

例えば楽器店でソロギの教室を

開催されている所もあるので

そこだと弾きい曲の運指を教えてくれる

こともあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7)左手のメソッド その3

左手の構え方と基礎練習については

メソッドの1と2で書いてきました。

 

今回はその3ですが

ソロギターを自分で弾いてみたい

そう思ってチャレンジしていく人の中で

楽譜が読めてギターの各弦、各フレットごと

音の配置を理解している人以外は

TAB譜を見て弾き始めると思うのです。

 

そのTAB譜について基本的なことを

TAB譜と楽譜の章で書きました。

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TAB譜の意味するところは上記の「4)TAB譜と楽譜」

を見てもらえると分かると思いますが

実際に弾く段になって初心者の人が一番難しいのが

指示された場所を何指でどう押さえるかが

分からないということではないでしょうか。

 

実は、私も未だにこれで完璧とはなっていなくて

ステマティックに記述できないのです。

 

それは、こう押さえなくては弾けないではなく

押弦の方法が幾通りもあるからなのです。

代表的な例が6弦側を押さえるのに人差し指の

バレーで押さえることも、ウエスタングリップで

親指を回しこんで押さえることもできるからです。

 

ただ、基本的な考え方はあります。

それは、音のつながりを考えるです。

 

横道にそれますが、ギターには

チューニング(調弦)があります。

レギュラーチューニングとオープンチューニング

レギュラーチューニングとはEADGBE(ミラレソシミ)

とオープンチューニング(ダドガド。オープンD、オープンGなど)

 

今回は(いえ、私がオープンのことがわかってないので)

レギュラーチューニングを前提に書いてみます。

 

ソロギターの曲というのは、基本的に分散和音

つまり俗にいうコード(CとかDとか)の形を

アルペジオのようにばらけて弾く要素を多分に

含んでいるということなのです。

 

なんだ?それ?となりましたか?^^

細かいことはまた別の機会にさせてもらうとして

 

で、上記の「音のつながりを考える」ですが

TAB譜の数字を見ながらひとつづ場所を

探してしまうと見えないのですが、

今示されている場所、次に示された場所

その次の場所と見て行くと、例えばCコード

を押さえてアルペジオで弾けばいいのだな

と分るようなことがあります。

 

どの指でどう押さえるのが一番無理がないか

を探りながら決めていくわけですが

それでも、初心者さんには難しい。

 

そこで、一番簡単なのが

弾きたい曲を弾いて動画として

youtubeなどにUPされているものを

じっくりと見ることです。

プロの方の演奏に拘ることはなくて

指板、左手がわかりやすい動画を探して

参考にされる方法です。

 

あ、なるほどこんな風に押さえているのだな

と理解できると思います。

 

こんなことを書いている私ですが

未だに暗譜した運指がしっくりこない為に

もう一度他の運指が無いか探したりします。

 

たまたま、昨日以前に覚えた伊藤賢一さんの

solitude」の中で思うように発音できない箇所が

あってそこを今までと違う運指に変えて

どうなのかを録音して確認していました。

(ちなみに、本来は3カポなのに2カポで

弾いてしまっているのが問題ですが(^-^;)

運指を変えた場所は対位法の所とエンディング

の所の2か所なんですが、そんなことより

演奏として成り立っているかどうかが大事

(自分で聞き直してみると流石にまだ微妙でした)

音源を聞いてみたいという奇特な方はPCから

お願いします。スマホからでは聞けないみたいです。

 

7)左手のメソッド その2

左手のメソッド その1 では

指の置き方を最初に覚えてしまう

と言うことを書いてみました。

 

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今までそんな動きをすることは無かった人には

最初違和感だらけでしょうが、後は慣れですので

ぜひ最初に指先で弦を押さえる指の置き方を

覚えみてください。

 

後々の上達スピードがUPすると

私の拙い経験ですがそう思うのです。

 

さて、今回は実際にその構えで

どのように練習してきたか書いてみます。

 

まず、指が立った状態で弾けるように

スケール(ドレミ)を弾く練習をするのですが

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この時に気を付けるポイントが「3」つあります。

 

1)ゆっくり弾く

 

 このゆっくりと言うのは感覚的なもので

 人によってスピードは一定しませんよね。

 

 自分が一番楽に弾けるスピードよりも更に

 ゆっくりで弾くことをお勧めします。

(参考までに私のゆっくりを下の動画にUPしておきます)

 

2)1音ずつを大事に弾く

 

 雑に弾いてしまうのではなく、

 右手の使い方の所でも書いたように、

 弾く前に弦の上に指を乗せてから

 今から弾く1音を大事に弾く。

 

3)弾いた音を自分で評価する

 

 自分で今弾いて響いている音が、

 自分が出したい音をだせているかをしっかり聞いて

 出したかった音と違えばどうすればその音が

 出せるのかを自分なりに試行錯誤してみる。

 (右手のピッキングについてはこちらに書いております)

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実際にこれから練習してみようと思う人が

この練習で一番難しいのが「小指」になります。

 

小指はもともと不器用な指ですので

他の指よりことさら気を付けて

意識的に練習しないとなかなか言うことを

聞いてくれません。

しかし私のような40代後半から始めても

何とかなっているので出来ないことはない

そう思います。

 

ちなみに、こちらの動画

〇 最初の方が指が寝た状態

〇 後の方が指を立てている状態

で弾いたものです。

音の加工は一切していないギターの生の音です

サウンドホールから聞こえる音として

残響音なども感じてもらえればいいのですが。

 


左手の練習

 

ゆっくり弾いている時はどちらも同じように

聞こえるかもしれませんが、テンポが上がると

その違いは歴然とします。

 

その違いの動画はこちらです。

 


左手の使い方

 

 

 

 

 

 

 

7)左手のメソッド その1

左手のメソッド

 

ソロギターを弾けるようになりたい

そう思う人は実は右手を完成させれば

それなりに弾けるようになるかと。

 

(どの程度が弾けるか?が知りたい?)

巷でいう所の叩き系以外可能かと。

 

しかし、音のニュアンスを求めたり、

速いパッセージのよどみない音色を

求めてくると左手の基本を知っているのと

知らないのでは随分違いがある

と私の経験では思うのです。

 

左手については、各種ソロギターの本や

ネットの世界でも練習方法が書かれて

いることが多いように思います。

 

ドレミ以外のスケールの練習や指の

独立性を養うための練習方法などです。

 

しかし、それよりも先に大事なのは

正しく(何を持って正しいというのかは

クラシックギター奏法に倣う)

指の置き方をマスターすることから

始まると思うのです。

 

ソロギターを弾く時の左手(指)の形は

アーチ形になり、指先で弦を押さえる。

 

親指はネック裏のセンターあたりで

中指と相対する位置くらいに置きます。

(写真は親指ちょっと切れてますが)

 

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写真は5弦を押さえていますが

この形で1弦まで下がると

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爪の所でかきましたが爪を短く切る(深爪)のは

指を立てて弦を押さえるためです。

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爪が長いと必然的に指が寝た状態でしか

弦を押さえられません。

 

まずは指が立った状態で弦を押さえることを

最初に体が覚えるとなにより美しい音で

ソロギターを弾けるようになります。

 

素質のことになりますが、指の第一関節が

良く曲がる人と曲がらない人がいるかと思います。

 

曲がる人は指を立てるのが苦もなくできる

逆に曲がらない人は押さえにくい。

 

私は人差し指が曲がらずにとても苦労しました。

どうしても指先が寝てしまう、でも練習でなんとか

指を立てて押さえることができるようになったので

曲がらなくても何とかなるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6)右手のメソッド 「指を自由に動かすために」

先だっては、「右手の使い方」につてい書きました。

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右手の基本が身に付いたら次は実践として

右手が自分の思い通りにピッキングしてくれるように

練習をすることになります。

 

練習というか慣れが必要になる訳で

個人的に毎日やっていて過不足ないのが

スケール(音階)所謂ドレミファの練習

ギターで言う所のC-D-E-F-G-A-Bです。

 

私は指慣らしとしてCメジャースケールを弾きます。

ギターの指板上にはCメジャースケールがいくつか

存在しますが、基本5弦3Fから始まるスケールです。

下の図の5弦3F-5F-4弦2F-3F-5F-3弦2F

-4F-5Fの順に弾いて

続けての3弦5F-7F-2弦5F-6F-8F-

1弦5F-7F-8Fを行ったり来たりで弾きます。

 

≪追伸≫

 

私の親友でもあり、学生の時のバンドの相方ですが

「素質と素養」の所にも書きましたが学生時代から

プロのもとでレッスンを積んできた人です。

彼からスケールの練習は

ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ドと弾いて

戻る時はまたド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ-ド

(訂正)ドーシーラーソーファーミーレード

と下がる方がメトロノームを使って練習するのに

適しているとアドバイスをくれました。(感謝

 

メトロノームのことについてはまた先にでも

書いてみたいと思います。

 

 

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このスケールを弾く時は人差し指と中指の交互

そして中指と薬指の交互で弾く練習としています。

 

交互で弾くことで指の独立性を感じることができるのと

特に薬指は人差し指と中指に比べて力が弱い分

普段から使い慣れておく必要があるからです。

 

ソロギターは主旋律と伴奏を一度に弾くわけですが

特に主旋律は1弦~3弦で表現することが多く

特に1弦の音の伸びや大きさがポイントになることが

多いように感じています。

 

ちなみに、基本として

6~4弦を親指が担当

3弦は人差し指

2弦は中指

1弦が薬指

とするのが一般的です。

 

しかし実際の演奏上では1弦を中指で弾くことも

4弦を人差し指で弾いたりすることもあります。

 

あくまで基本ということです。

 

ではどんな感じで弾くのかを

動画で確認してみてください。

 

最初はゆっくりでいい、早く弾こうとすると

指がもつれていい加減なピッキングになります。

 

正確にゆっくり、そしてどの指も同じ音量で

明瞭に発音するように弾いてみてください。

 

この練習をすることで低速から高速のアルペジオ

自在に弾けるようになります。

 

指が正確に弦をつかんでピッキングすることを

体が覚えるといろんなフレーズを難なく弾けるので

ソロギターの世界が広がると思います。

 


右手の練習